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AG5研究レポート進捗報告

2020年11月:サンパウロ日本人学校「クイズを通して新しい発見!」

報告:サンパウロ日本人学校 大谷先生(社会科、小学校全科)・高橋先生(1年生担任)・荒谷先生(2年生担任)
ヒアリング:AG5研究補助員 関温理
問い:実践報告(合同遠隔授業を行う際の工夫点、児童の変化)

サンパウロ日本人学校(以下:サンパウロ)と、リオデジャネイロ日本人学校(以下:リオ)は、11月に低学年の部の遠隔合同授業を国語の研究授業として実施しました。本授業は、両校ともに参加したのは1年生と2年生の児童35名です。単元名は「しらせたいな見せたいな」で、「相手校の児童とクイズを出し合うことを通して、相手意識を持って発言したり、ブラジルについての気付きや知識を広げたりすることができる」を遠隔授業の目標として実施しました。この合同授業では、クイズ大会を行い、交流校の学校の規模、学校の外観、内観を知ることができました。その際に児童はとても驚いた様子で、同じ国でも見える景色、学校の構造が違うことに気づきました。リオに旅行に行ったことのある児童も、行った際には気づかなかったことが多くあり、驚きの連続だったようです。児童は、振り返りの際に「リオに行ってみたい!」「リオの日本人学校にすごい興味が湧いた!」と嬉しそうに述べていました。また、遠隔合同授業後も、児童はリオの話しをよくするようになりました。

 

本遠隔合同授業を行うにあたって、教師は2年生児童に相手意識を持って一年生と交流できるように働きかけました。なぜなら、2年生児童はこれまで「相手の立場に立つ」ということを意識して会話する機会がなかったからです。そこで、2年生に「相手の立場になって発言するとはどういうことなのか?」を問いかけ、考えさせました。どんな言葉をもらったら嬉しいか、どんな反応をすると気持ちよく会話をすることができるのかについて話し合わせる場を設けました。最初は悩んでいた児童たちでしたが、徐々に「褒めてもらえると嬉しい」「相手を思いやる言葉がけがあると良い」など大切なことに気づいていきました。その結果、発表するのを恥ずかしがっている一年生に対して「ゆっくりでいいよ」と声がけをしたり、相手の良かったところを自然に伝えることができるようになりました。

 

この合同遠隔授業をきっかけとして、リオと繋がることもでき、子どもたちがリオの児童に向けて「伝えてみたい!」「話してみたい!」という思いをもつことができました。今後も両校で、密に連絡を取りながら交流を深めていけたらと思います。