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テーマ2-2.

総合学習型日本語力向上プログラム
対象校:マニラ、大連、青島日本人学校     研究期間:2019年度~現在

8月2日 マニラ・大連・青島日本人学校 国内待機教師向けオンライン研修会

コロナ禍により国内待機となっているマニラ・大連・青島日本人学校への政府派遣教師等の方々を対象に開催されました。

INDEX

1.目的

コロナ禍により国内待機となっているマニラ・大連・青島日本人学校への政府派遣教師・学校採用教師の方々を対象に、事前に「AG5の取組」や「国内での事例」について学ぶ機会を提供するとともに「今後の方向性のメッセージ」を発信することを目的に開催しました。当日は40名の参加を得て、本プロジェクトについての学びを深めることができました。

2.プログラム

日時:2020年8月2日(日)日本時間10:00-12:00

 

内容:

10:00-10:10 挨拶 

文部科学省 国際調整企画官  前澤 綾子 氏 

海外子女教育振興財団 理事長 中村 雅治 

 

10:10-10:20 AG5テーマ2 日本語力向上プログラムについて

AG5運営委員会 委員長・明治大学 特任教授 佐藤 郡衛 氏

 

 10:20-10:55 マニラ・大連・青島日本人学校 各校の取組(昨年の実践紹介と今年の予定)の発表

・マニラ日本人学校 教諭 島袋 源大 氏

バイリンガル・バイカルチュラル人材育成のためのプログラム開発とそのための教員研修のプログラム」

 

・大連日本人学校 教諭 北村 雅俊 氏

「バイリンガル・バイカルチュラル人材の育成を目指して」

 

参考資料:大連日本人学校の生徒の日本語能力・学力を高めるために

 

・青島日本人学校教諭 岡本 直恵 氏

昨年度の実践と今年度の予定

 

11:00-11:30 教科と日本語の統合学習実践例紹介

・静岡県浜松市外国人教科指導員 川合 あゆみ 氏

低学年の取り出しによる算数科と日本語の統合学習

 

・静岡県浜松市教育委員会 指導主事 古橋 水無 氏

在籍学級における国語科と日本語の統合学習

 

・静岡県浜松市外国人教科指導員 佐々木 しのぶ 氏

中学校の取り出しによる社会科と日本語の統合学習

 

 11:30-12:00 情報交換会

AG5運営指導委員会 委員・AG5テーマ2プロジェクトリーダー・目白大学 専任講師  近田 由紀子 氏

3.成果

昨今、日本国内でも外国人子弟への日本語教育が課題となっている中、在外教育施設における永住者・国際結婚家庭子弟等への日本語教育は当該児童生徒にとっての日本語習得はもとより、それに携わる教師にとっても帰国後の指導に役立ちうる貴重な経験となるものであり、本研修会はその意義を十分理解したうえでAG5の取組に関わる意識を高められたと考える。

4.研修会参加者アンケート結果より(一部抜粋)

講話・発表の感想や意見など

  • AG5の目的や我々の立場を再確認できた。
  • 学校の実績、子供の実態が異なること、それぞれの特色を生かして丁寧な取り組みをされていた。とても参考になった。
  • 同じ日本人学校といえど、それぞれの学校の国際結婚家庭の比率の違い、指導する学年の違い、また通級取り出し、一斉など形態の違いがあることを知ることができた。
  • 今後の授業に生かしていきたい。自身が更に学んでいかなければならないと感じた。
  • 学習における言葉の壁について今まで日本で授業する上ではほとんど気にかけてなかったのでとても参考になった。
  • コロナ禍にあってもオンライン対応されたり学びを止めない姿勢も素晴らしいと思った。
  • 浜松での視覚に訴求した教材作りの例が参考になった。

 

情報交換会の感想や意見など

  • 各校の課題や現状が伺えて共有できたのがよかった。
  • 文部科学省や海外子女教育振興財団の先生方も動いてくださっていることに感謝の気持ちを持った。
  • テーマ2にかかわる先生方と顔を合わせて情報交換する場は非常に有益だと思った。

 

AG5へのご要望・意見など

  • 我々は現場で研究・実証を行いながら良いプログラム開発を行っていくので、今後も指導・助言をお願いしたい。
  • AG5のホームページから各学校の実践報告等が拝見できるのがありがたく、刺激になる。

    有益な情報と大切な視点が詰まっているので、国内の学校に広くおろしていただきたい。

  • 今後も浜松市の先生方のように、先進的な取組をされている先生方の実践をオンラインで拝聴できる機会があれば、各校の実践もさらに深まっていくと思った。

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