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テーマ1.

日本人学校で高度グローバル人材を

シンガポール日本人学校における2021年度の取組みと成果

シンガポール日本人学校における、2021年度の取組みと成果をご紹介いたします。

INDEX

1.目的と概要

2018 年 4 月より施行されている「シンガポール日本人学校グローバル人材育成大綱」では、本校のグローバル人材像として、「世界中どこにおいてもそこで共に生き、持続可能な未来社会実 現に向けて活躍することができる日本人」を掲げている。

今年度は、本研究3年目ということで、副主題である「 SDGs」の要素を授業づくりに取り入れ、より自分たちの社会に働きかける意識をもって 生活することができるよう各学年で学習を展開してきた。 世界の一員として、個人、集団として、何ができるかを考え、行動できるよう実践を行うこととした

 

クレメンティ校のテーマ

主体的に学び、よりよい考えを生み出す児童の育成を目指して

~ SDGsを踏まえた個別最適化学習~

 

チャンギ校のテーマ

多様な文化を理解・尊重し、自らの考え、進んで行動する児童の育成

~PYP視点を踏まえた 探究型学習のカリキュラム構築と授業実践を通して~

2.取組み内容

4月14日(水) 第1回 校内研究推進委員会
4月16日(金) 臨時校内研究推進委員会
5月3日(月) 第1回 校内研究会全体会
5月4日(火) 第2回 校内研究推進委員会
5月17日(月) 職員打ち合わせ
6月21日(月) 職員打ち合わせ
8月27日(金)

第2回校内研究会全体会

【議題】2021年度校内研究における授業実践の構想発表

1年部 単元「じぶんでできるよ」(生活科)

2年部 単元「どきどきわくわくまちたんけん」

「もっとなかよしまちたんけん」(生活科)

3年部 単元「しあわせに住みつづけられるまちづくり」(探究科基礎)

4年部 単元「救え!シンガポールの危機」 (探究科基礎)

5年部 単元「We are ambassadors in Singapore! 」(探究科基礎)

6年部 単元「自分のできる SDGs を見つけよう~世界の一員として~」

(探究科基礎)

特別支援部

スター1(4年)単元「じぶんの おみせを ひらこう!」(生活単元学習)

スター2(2年)単元「うごく うごく わたしのおもちゃ」(生活科)

サンシャイン(2年)単元「生きものなかよし大作せん」(生活科)

9月7日(火) 第3回 校内研究推進委員会
9月16日(木) 職員打ち合わせ
9月20日(月)

第1回 校内研修会

テーマ:「探究科における思考ツールの活用について」

講師:関西大学総合情報学部 黒上晴夫教授

思考ツールや探究科の評価についての研修会を実施した。

9月23日(木) 職員打ち合わせ
10月4日(月) 第4回 校内研究推進委員会
10月19日(火)

第3回 校内研究会全体会

【議題】授業実践の中間発表(オンライン)

4年部 「自然環境発表会」等

5年部 「デリバリーアプリ」「自分たちができる SDGs 」等

6年部 「卒業プロジェクト」等

10月25日(木) 職員打ち合わせ
11月16日(火) 第5回 校内研究推進委員会
11月22日(月)

第4回 校内研究会全体会

【議題】授業実践の中間発表(オンライン)

1年部 「じぶんでできることをしよう」等

2年部 「みんなのつかうまちのしせつ」「あきのくらし」等

3年部 「すみつづけられるまちづくり」等

特別支援部

スター1(4年)「デイリーハシモト」等

スター2(2年)「おもちゃづくり」等

サンシャイン( 2年)「生き物観察」等

12月14日(火)

第3回 世界へ発信!!私たちがつくる持続可能な世界~ SDGs 発表会~

主催:蘇州日本人学校中学部

会場:蘇州日本人学校他(オンライン授業)

本校からの出席者:研究主任(1名)

1月11日(火) 第6回 校内研究推進委員会
1月20日(木) 臨時校内研究推進委員会

3.成果

クレメンティ校

① 地理的特性を生かした探究的な学習について

「持続可能な開発目標(SDGs)」が掲げる目標に向かい生活を送ることへの意識を持つことが できた。活動や思考の場面を設定し学びを展開する中で、個、または集団で設定した課題の解決に向けて教師は個別に支援を行っきた。その支援が成果となって表れた場面が多くあった。子ども自身が学びの価値を自覚し、学ん だことを生活に生かそうとする 姿が見られた。

 

② IBの要素を取り入れた深まりのある学び

各学年で、特に、キーコンセプトの使 い方について共通理解を図った。単元を展開する中で、「どのタイミン グでキーコンセプトを子どもに提示し たらよいか」を教師が意識した。これらを子どもと共有することで、課題解決の際に、子ども自身もどのタイミングで何 のキーコンセプトを活用したらよいかを意識 して学習を進めることにつながった。

 

③ タブレット端末による学習の充実

より効果的な活動を学級の全児童が行えるように、低学年は英語科や生活科、探究科基礎の学習でiPadを活用した。調べ学習において、自分で検索したり、自ら写真を 撮ったりすることで、意欲的に学習を進めることができた。

 

チャンギ校

① 中心概念(Central Idea)の精選を行い、実践の中で活用することができた。

② 研修で学んだことを活かし、児童の思考を深める手立てとして、様々な思考ツールを活用した。

③ 外部との接点をもち、オンライン等で話を聞くなど、体験的な学習の一つとして行うことができた。

④ Googleを使用した共同作業では、調べたことを共有したり、数人でまとめたりすることに活用し、効率よく情報の共有ができた。

⑤ ICTを活用した資料保管方法などを開発できている。

4.資料

 

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