2021.08.18
    2021年6月:アグアスカリエンテス日本人学校「令和3年度 アグアス・サンホセ合同授業の実践」
    
    
    
    
    
        
    
    
		
    報告:アグアスカリエンテス日本人学校 辻良一研究主任
    
    
      
    
    
    
アグアスカリエンテス校とサンホセ校の各学年で6月に行った様々な教科での2校合同授業の実践は次の通りである。
 
1 小学部1年生 国語科 「わけをはなそう」 直接交流授業
(1)授業の目標 理由を表す言葉を使って,自分の気持ちや経験を表現することができる。
(2)合同授業の流れ
| 交流形態 | 学習活動 | 
| 直接交流 第1時 | 
1.理由を表す「どうしてかというと~だからです。」という表現を知る。2.サンホセ校の児童も一緒に、Zoomのブレイクアウトセッションで2人1組に分かれ、絵の人物の気持ちを説明する。 | 
| 直接交流 第2時 | 
自分の気持ちとその理由を、ブレイクアウトセッションで3人1組に分かれて発表する。同様に全体で発表する。  
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2 小学部3年生 社会科 「市の様子」 間接交流授業
(1)授業の目標 身近な市について発表し,市によって違う特徴があることが分かる。
(2)合同授業の流れ
| 交流形態 | 学習活動 | 
| 各校で授業 | 
アグアス校・サンホセ校各校で自分の住んでいる市について学習する。自分の住む市の特徴や施設(博物館、公園、プールなど)についてまとめ、紹介動画を撮影する。 | 
| 間接交流 | お互いの市の紹介動画を見て、感想を書いて送る。 
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3 小学部6年生 道徳科 「B(10)友情,信頼 『ロレンゾの友達』」 直接交流授業
(1)授業の目標 友情について考え,友達を信じる気持ちや大切に思う気持ちを育む。
(2)合同授業の流れ
| 交流形態 | 学習活動 | 
| 直接交流 | 
友達ならどんなことがあっても信じられるかを考える。「ロレンゾの友達」を読み,もしも友達が罪を犯したら、自分ならどうするかを話し合う。考え方の異なるロレンゾの友達3人から、共通する友達への思いを見つける。本当の友達とはどのようなものかを考え、発表する。本時のふりかえりを書く。 
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4 中学部1・2・3年生合同 数学科 「文字の式」 直接交流授業
(1)授業の目標 規則性を図や式で表し、文字を用いる有用性を理解することができる。
(2)合同授業の流れ
| 交流形態 | 学習活動 | 
| 直接交流 | 
碁石の並び方の規則性を説明する。課題① 3番目の碁石の数を求める。 まずは個人で考える。 
課題② 5番目の碁石の数を求める。 全体で考えを共有し、説明をより深め、具体的なものにする。 
課題③ n番目の碁石の数を求める。 異なる方法での表し方を考え、文字を使うことの有用性を確認する。 
  本時をふりかえり、個人評価カードを記入する。 
   
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5 中学部2年生 英語科 自己紹介 間接交流授業
(1)授業の目標 これまで学習した表現を用いて、英語で自己紹介をすることができる。
(2)合同授業の流れ
| 交流形態 | 学習活動 | 
| 各校で授業 | 学習した表現を用いて、英語の自己紹介文を考え、発表動画を撮影する。 | 
| 間接交流 | 各校でお互いの発表動画を見る。 
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